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イランの自然を織り込んだカシュガイ族の手織ワークショップ体験『クーチェ ギャッベ・ハネ自由が丘』

2015/06/27 16:11 UP
こんにちは!

最近、とっても興味深いワークショップが自由が丘のお店で開講されるということで、
貴重な体験をしてきました!

4月にヒロストリートの「豆や」跡にOPENしたイランの雑貨なども扱うギャッベ専門店。
『CUCHE / クーチェ ギャッベ・ハネ 自由が丘店』 さん。



今なお遊牧の旅にこだわり続けるイランの中でも古い歴史を持つ山岳民族の一つ「カシュガイ族」が
彼らのテント内で使う手織り敷物が「ギャッベ」。

イランの高地で遊牧された良質の羊毛を、草木で染色し、周囲の風景や生活模様をそのまま手織りされた
イランの自然から出来ている絨毯のことです。
いわゆるペルシャ絨毯の一つで、
最近はインテリアショップなどでもよく置かれていますし、目にしたこともあるのではないでしょうか?



『ギャッベハネ』 は、カシュガイ族の女性たちと日本のギャッベ愛好家の間の架け橋となりたい。
ギャッベを愛する人々に厳選された品質のギャッベを届けたい。という願いのもと営業を続ける、
創業20年のギャッベ専門店で、カシュガイ族手織敷物協会日本総代理店でもあります。

自由が丘にもギャッベを扱うお店はかなり増えてきましたし、
人気があるんだな~くらいしか思っていなかったのですが、
こういうアツいお店!ワタクシ大好きです!!



そんな 『ギャッベハネ』 は、世界遺産の技術が習得できるという「ギャッベの学校」も開講していて、
自由が丘店でも手軽に体験できる「ギャッベのワークショップ」があるということで、
オリジナルのタペストリーを織る【ミニミニギャッベワークショップ】に行ってまいりました!



手軽といっても、「ペルシャ絨毯=制作に時間がかかり高級品」なイメージ。
手織り作業が素人でも簡単にできるものなの?
とお思いの方も多いでしょう。
もちろんこのワークショップ、通常通り1日では終わりません。
3日間+宿題という工程で17cm角のミニタペストリーを制作していきます。

まずは、【1日目】。



一人一人に「ダール」と呼ばれる織り機と、ナイフ、はさみ、
「ダッフェ」という茶せんのような糸を詰めるブラシのような役割の器具が用意されています。

「ダール」にはあらかじめ縦糸が張ってあります。
(*これが本来大変な作業だそう)
この縦糸の数だけ織り目ができていきます。



講師でありギャッベの修理・メンテナンスまでされる職人でもある「ミアッドさん」。
「ギャッベ」の基本的な説明、道具の使い方の説明を受け、
好きな色の毛糸を選びます。
ここで最初にテンションがUP!



織り方の手順を教わって実際に3段程度織ってみます。

が。。。まず、はた織りのようなものを想像していたのですが全く違って、
織るというより、1つ1つ縦糸に糸を結びつけてカットしていくんです!
1段結び終わったら、太い横糸と細い横糸をかけて、ようやく1段の全工程が終了。
最初はこの1段に30分くらいかかってしまうので、
結び目の練習を数段やって1日目が終了。

ひゃ~~~っ!!こんなに手間がかかるものなの?!
とにかく根気です!
カシュガイの女性たちがどれだけ手をかけて1枚の絨毯を作っていくのかを体感。
それだけ丹精をこめて織られた作品は、手間だけでなく色々な思いも織り込まれているように感じました。



【2日目】
あらかじめ作りたい図案を考えておき、
それを元に織り目に沿って、先生が方眼紙に図案化してくれます。

方眼紙1つが1つの結び目。
ようやく作品制作らしくなってきましたが、気の長い作業です!(汗)



基本的にギャッベは、山や川、花、木、鳥、夕日などの自然の風景をモチーフに作られるのですが、
家の雰囲気と違うので、ワタシは「ナザール・ボンジュウ」というトルコの厄除けのお守りをモチーフにしてみました。
世界に1つだけのオリジナル柄のギャッベを作ることができるのが醍醐味です!

この際、あまり細かい柄だと図案化できないので要注意!
あらかじめ方眼紙にデザインしておくと良いと思いました。



あとは、図案のマス目に合わせて糸の色を変えながらひたすら織っていくのみ!
この時点で宿題となり、あとは自宅で仕上げていきます。


ワタシはデザイン自体が元々ちょっと長めだったため、だんだんと織りにくくなっていきます。
最後は織り機(ダール)ギリギリになりようやく完成!

織り終わった作品の余分な糸の長さを整え、短くカットしていくとよりくっきりと柄が浮かんできます。



【3日目】
織り機(ダール)を外して、四方の角にフサをつけいよいよ仕上げ。
最後の工程は先生が仕上げてくれるので、好みの色や希望を伝えるだけ!



今回のワークショップで作られた作品の数々です。
こちらは、裾にカラフルなタッセルをつけたデザイン。



伝統的なヤギのモチーフの作品。色使いがとってもきれいですね。

こちらは人物が入ったり、横長に柄を編みこんだ変形タイプだったりと
各々個性が光る作品に仕上がっています!



ワタシはフリンジを長くとってビーズで飾りをつけて仕上げる予定です。
小さいタペストリーですが、出来上がるとこれだけでも愛情たっぷり!
いわゆるペルシャ絨毯とは違う種類のものですが、一生ものだと言われるワケがわかりました。


最近は機械織りだったり、図案だけ真似たものだったり、
お値段もお安く簡単に入手することができるようになりましたが、
しっかり織られた「ギャッベ」はその毛足から全然違う!
長時間座っていても毛足がヘタることなく弾力があるんです。
天然染料を使用した草木染は、環境はもちろん人体にも優しいので
小さなお子様やアレルギー体質の方にも安心な自然の織物なんです。

8月には「みなとみらい店」ですが、お子様対象の小さなギャッベ製作ワークショップも随時開催されるそうです。
カシュガイの文化も学べる、ちょっと人とは違った自由研究にどうでしょう?
(詳しくはこちら→



『ギャッベハネ』では、絨毯などの織物だけでなく、親しみやすいよう
トルコ雑貨もたくさん揃っています。
しかもこちらのセレクトはセンスが良い!
プレゼントなんかにも良さそうな商品が色々ありますよ!



そんな中、ふと店頭を見るとカワイイ多肉植物の毛糸玉が!
なんと。こちらのワークショップもあるとのことで、
即座にそちらも申し込みしてしまいました。(笑)
その模様はまた次回にお届けしたいと思います。


現在 『ギャッベハネ』 では、ギャッベが全品30%OFFのサマーセールも開催中です!
この機会にカシュガイの文化に触れてみてはいかがでしょう?
ギャッベは触ってみるとホントに違いがわかりますよ。

くわしい店舗情報はこちら

『クーチェ ギャッベ・ハネ 自由が丘店』





本日の「自由が丘.net 特典」は、
こだわり素材の自然味を活かした味付けと奥さんの笑顔が魅力の暖かなイタリアン
『ナポリハウス』 さん


「自由が丘.netを見た!」 もしくは以下のリンク先画像提示で、

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※何名様でもOK♪ ※ディナータイム限定となります

店舗情報はこちら→ 『ナポリハウス』