味彩 / アジサイ三杯目:「自由が丘で奄美の味を堪能できるダイニング 味彩 」 |
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二杯目のロフトから北へ数メートル。向かう途中は昭和の香りが漂う一番街。ダンスホールの名残「夢のパラダイス自由が丘クラブ」の看板と、どこか懐かしい歓楽街の様な雰囲気を纏うビル。その1階で、隠れ家のような「味彩 / アジサイ」が、いつの日もお客をあたたかく迎え入れます。小さな間口の店構えからは意外なほどゆったりとした空間で、リゾート地の隠れ家的なダイニングバーを彷彿とさせる、落ち着いた大人の憩いの場が広がります。2000年のオープンから12年続く、自由が丘で唯一「奄美料理」をいただけるダイニング、味彩。 |
●常時100種類以上のお酒が楽しめる本格派「焼酎ダイニング」と謳えるほど、常時100種類以上の品揃えを誇るお酒の中でも特に中心となるのが「奄美黒糖焼酎」。黒糖といっても黒く甘いお酒ではありません。黒糖焼酎は「ジャパニーズ・ラム酒」ともいわれ、黒糖の芳香をまとった無色透明なウイスキーの様なお酒。鹿児島県の奄美群島だけで製造が許可されているのだそう。店長小田さん曰く「衝撃的な出会い」だったとのこと。初めて口にした際の感動に突き動かされ、自ら鹿児島の蔵元へ足を運んだほど。奄美の自然が生み出す「黒糖焼酎」、これは試してみる価値アリ、ですね。 |
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●奄美への想いが形になったお店衝撃的な「黒糖焼酎」との出会いにより結ばれた、味彩と奄美との関係。奄美に惚れ込んだ小田さんは、年2回ほど現地に出向き、蔵元の方々から教わった伝統の味を味彩の料理にも取り入れています。まさに現地の味といっていいでしょう。店内には奄美のブースを設置しているほか、奄美の伝統音楽を奏でるライブイベントや、蔵元の方々とお酒を愉しむイベントも行うそう。さらには、奄美へのツアーも行うほどの徹底ぶり。「都内のどこを探しても、ここまで奄美一色のダイニングはうちだけ」と話す店長の言葉にも納得です。 |
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●酒好きが喜ぶこだわりのお酒をいただく味彩の大きな魅力のひとつが、元バーテンダーの小田さんならではの、お酒へのこだわり。奄美焼酎の蔵元をはじめ、かざま甲州のワイナリーなど、数々の蔵元・醸造所等に自ら足を運び自らの舌で確認し、納得したところとのみ取引を行っているとのこと。バーテンダーの経験を活かし、焼酎・ワインだけではなく洋酒も取り揃えており、100種類を優に超えるお酒で毎晩お客を愉しませています。今まで出会った事のないお酒を味わってみたい、そんな酒好きのお客が味彩に集うのには、やはり理由があります。 |
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●お酒だけではない、奄美料理を堪能味彩の"奄美"はお酒だけではありません。奄美の伝統料理をメインとしたお食事をいただけるお店は、自由が丘中を探してもここ味彩だけ。小田さんのオススメは、ゆで卵を鹿児島の甘めの醤油とお酢・みりんなどで1週間ほど漬けた味彩名物「奄美の酢玉子」。ピクルスのような甘酸っぱさもあり、おそらく口にした誰もが初めてと思う味。このクセになる味にファンも続出だとか。また奄美ではお茶請けとされるほどポピュラーという「ブタ味噌」も、一見すると特に珍しさを感じませんが、口に入れると「なり味噌」というソテツの実から作られた味噌の食感と甘みに驚きを感じるはず。一口食べると箸が止まらない独特の風味は、辛口のお酒との相性が良さそうです。ほかにも、ほのかにピリッとした刺激がアクセントのお食事としても満足な「油そーめん」や、塩で漬け込んだおつまみにピッタリの「塩豚」。奄美直送のイカを柔らかく湯通しした「やわらかゆでイカ」など、数ある伝統の味を堪能することができます。 |
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●落ち着いた心地よい空間で、使い方は自由自在カウンターで気軽に1杯だけでも、ご飯だけでも。女性1人だけでも、大人数でも。誰もが入りやすく、つい長居してしまう心地よい空間。店内の様子を見ると、お客の年代も使い方も人それぞれ。普段使いについ立ち寄りたくなるのは、味彩のあたたかみ溢れるおもてなしがあるから。ドアから漏れる落ち着いた明かりに導かれるように奄美の隠れ家を訪れれば、いつも変わらない居心地の良さで、今日もあなたの帰りを迎えてくれます。 [ 味彩 / アジサイの特典情報 ] |
◆ 前回の飲み歩きご紹介 |
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